時姫

第4話

新道時雄(しんどうときお)という転校生が志貴の学校に転校してきた

転校初日にもかかわらず彼は学校でとてもよい印象を持つようになった

それは当然志貴とも友人になったのもそれほど時間はかからなかった

転校から1週間後

放課後に時雄が志貴にこういった

「ねぇ、君の家に遊びに言ってもいいかな?」

「えっ?」

「聞いたよ、君の家は丘の上の屋敷に住んでいるってね」

「えぇ・・・まぁ」

「ちょっと興味があってね・・・いいかな行っても」

「あまりお勧めできないけどな・・・」

「えっ・・・どうして?」

「あまり人には言えない・・・・事情がいろいろ・・・」

「まぁいいや、荷物を置いたらすぐ行くから」


=数時間後=

ピンポーン

「遊びに来たよ志貴くん♪」

結局時雄は遠野邸来てしまった

「兄さんこちらのお方は?」

「初めまして、新道時雄と申します

志貴さんのクラスに転校してきましたクラスメイトです」

「あぁ〜、志貴さんが前に言っていた転校生ですね」

「遠野秋葉です、よろしく」

「志貴の妹の秋葉さんですね、こちらこそよろしく」

「かしこまらないでください、あなたは私より年上なんですよ」

「失礼・・初対面の人相手だとつい、それに貴方は遠野家の当主

でもあるのですからつられて敬語言ってしまって」

「まぁ、構いませんけど」

そこへ琥珀の妹の翡翠がやってきた

「秋葉さま、お茶をお持ちしました」

「あっ、ありがとうございます」

「まぁ、最初は兄さんの友人が来ると聞いたときは

また余計な虫が寄り付いたものかと・・・・」

「えっ、虫?」

「いえ、こちらの話です」

(・・・・・・虫ね・・・)

そこへ黒い服の少女レンとシオンがやってきた

「おや・・・客人ですか」

「・・・・・・・・・」

「どうも、友人の時雄です

志貴・・・誘拐は犯罪だよ」

「ちょっと、時雄!?」

「冗談だよ」

ちょうどそこへ

「やっほー志貴、遊びに来たよ」

金髪の外国の女性が入ってきた

「アルクェイド・・・・」

「全く・・・何時になったら貴方は玄関から入ってくるんですか・・・」

「志貴・・・・知り合い?」

「まぁね」

と、そこへ

「久しぶりに来てみれば・・・貴方という方は・・・」

「あっ、シエル先輩」

「あら、時雄君いらっしゃっていたのですか」

「志貴の家に遊びにきたかったので

って言うか・・・ここにいる方々は全員顔見知り?」

「顔見知りになりたかったわけじゃないですけど・・・」

「ぶ〜、妹それひど〜い」

「何だそりゃ・・・・・」

しかし普段秋葉はシエルとアルクェイドが現れたら大暴れするのだが

人前なので流石に耐えているのだろう

すると志貴が席をたった

「どうしたんだ志貴?」

「いや・・・・ちょっとトイレに・・・」

「そうか・・・」

流石に嫌な空気がピリピリしてきて志貴にはきつくなったのだろう

(これがその事情か・・・・・)

何となく事情がわかって来たような気がしてきた

(全く・・・それじゃ俺も仕事に移るか)

志貴がトイレに行っている間に時雄は一呼吸すると

意識を集中させた

「時雄さん、お見苦しいところを見せて

も〜し〜〜〜わ〜〜〜〜け〜〜・・・・」

「アルクェイドさん・・・もう少しじょ〜〜〜〜

う〜〜〜し〜〜〜き〜〜を〜〜〜〜ま・・・・」

「何よ、シエルの癖にな〜〜〜〜〜ま〜〜〜〜〜き〜〜〜だ・・・」

「シエルさんにアルクェイドさん、と〜〜き〜〜お〜〜〜さ〜〜

〜・・・・・」

「あ〜〜〜〜き〜〜〜〜は〜〜〜〜さ〜〜〜ま・・・・・」

「二人とも・・・ここで騒ぎをオ〜〜〜こ〜〜〜す〜〜の〜〜は・・・・」

突然秋葉たちがスローモーションになったと思ったら

今度は動かなくなった

「ふぅ・・・一時は大暴れするのかと心配したが、早めに時間を止めて

正解かもな」

実は時雄は時間を操れる事ができる能力者であり

裏の顔に正体不明の闇のハンターという家業をしているのだ

そして彼の依頼の内容は

遠野志貴の周りの異端なものたちが集まっており

その物達が世界に害をもたらすかどうかを調査してほしい

との事である

「さて、志貴は問題ないことは学校で付き合っているうちに良くわかった

次は彼女たちをの番だな」

時間が止まった空間の中今度は

秋葉・アルクェイド・シエル・レン・シオン・琥珀・翡翠の着ている

服を全部脱がせて全裸にした

「こうしないと調べることができないから不便なんだよな」

次に時雄は上の服を脱いでアルクェイドに抱きついた

すると今までの彼女の記憶が一気に時雄に流れてきた

「真祖の姫は問題なさそうだな」

彼は記憶を読む事ができる能力もあるが抱きつかないといけないのが

大きなデメリットである

「さてと、つぎは彼女だ」

こうして彼女たちの記憶を除いてみて志貴がいれば当分は大丈夫で

あろうと思い彼女たちを任せようと思った

「いい男と出会えたな君たちは」

調査を終えて止まった時間の中で人形となった少女たちの

生まれたままの姿に囲まれてお茶を飲んでいた


=数日後=


「おやシオンさんは?」

「なんか時雄のところに2日くらい泊まるみたい」

「あら珍しいこともあるのね」


=時雄の家=

その時雄の家ではシオンがたずねてきた

「元気そうですね時雄」

「あぁ、お前もなシオン」

次の瞬間シオンは時間を止められ人形となった

「あの屋敷で再開したときはちょっと驚いたよまさか君と再会するとは

全く思っていなかったからね」

時雄は以前アトラスから離反したシオンを追うように依頼された

しかし事情を聞いてそのまま彼女を逃がしたのであった

その後依頼主には適当なことを言って誤魔化して現在に至る

「しかし・・・暫く見ないうちにいい女になったね」

シオンの服とスカートを脱がしてソファーに座らせ隣に座った

「安心しろシオン、俺はお前を志貴から寝取るつもりはない」

ただ・・・・お前さんの事をもう少し知りたくなってね」

ブラジャーを外さないように上にあげて胸を掴みもんだ

次にブラジャーを外しシオンをだいて彼の胸に顔を埋めた

「今日は悪いな、こんな事をしてよ・・・暫くお前に甘えさせてくれ」

時間の止まったシオンは答える事はなく

暫く時雄の抱き枕となったのだった





戻る

inserted by FC2 system