時姫

第3話:中編

琥珀は時間停止装置をつくりなにやら騒動を起こそうとしている

「さてと、始めますか・・・・」

志貴の部屋へこっそりとやって来た

ベッドで寝ている黒猫のレンにこっそり話しかけた

「レンさん・・・ちょっとこっちに来てください」

「???」

猫の姿から少女の姿に変わり琥珀のところへきたところで

時間停止装置の光を浴びせられて止まってしまった

「レンさんもこうなってしまったら可愛いものですね」

時間の止まったレンの頬をつねってみるがレンは何の反応も

みせず琥珀に部屋へ連れて行かれてしまった

部屋の中にはレンの他にも翡翠や弓塚さつきまでつれてきていた

全員琥珀に時間を止められて動けなくなっていた

「こんにちは皆さん・・・って言っても時間が止まっているから聞こえませんよね」

人形となった少女たちに語り継いでいるが

時間が止まっているので答えが返ってくるはずもなかった

「もっとも貴方達は時間が止まっていることには気づいていないでしょうね」

琥珀はドアを閉めてロビーのほうへ出向いた


=遠野邸・客間=

「お待たせしましたシエルさん」

「行き成り呼びつけて・・・しかも裏口からなんて入って来いなんて

どういう意味ですか?」

埋葬機関のシエルは志貴と同じ学校に通っているのだが

シエルの方が学年が上の先輩ということになっている

学校の教職員や生徒たちには暗示で学校の生徒ということになっている

彼女も志貴に恋心を抱いているのだが今回は修学旅行で

彼がいない為ちょっと不満気味なのだ

「それで私に何か御用ですか?」

「実は志貴さんに言われてシエルさんに渡してほしいものがあるっていわれて預かっていたんです」

「遠野君から?」

「はい、ちょっと待っていてください」

客間から出て行くと出て行ったと見せかけて客間入り口に隠れ

時間停止装置の光を浴びせた

「お待たせしましたシエルさん、もっとも時間が止まった今の状態じゃ

何も聞こえていないでしょうし自分の状況がどんなのかも分かりませよね」

時間の止まったシエルの頬をゆっくり撫でてその後に持っていた

紙袋からバニースーツを取り出しそれをシエルに着替えさせた

「シエルさんとっても似合いますよ」

シエルを座ったままの大勢で担いでいってこちらへ歩いてくる

秋葉がいたがまだ琥珀には気づいていない様子だった

「秋葉様もちゃんと忘れずに」

時間停止の光を浴びせて動けなくしてしまった

「秋葉様、どうですか時間を止められた気分は」

しかし秋葉は答えることは無く本人も何がおきているのかは分かっていないのだ

「では秋葉さま、お楽しみ時間とさせて頂きましょうか」

そういうと琥珀はゆっくりと秋葉のスカートを下ろし始めた

「秋葉さま、綺麗な太股ですね・・・ニーソックスでいい味出していますよ」

ニヤニヤしながら見ている琥珀の姿はまるでどこかのオヤジみたいだった

「それでは上のほうはどうでしょうか」

今度は服のボタンをはずしてゆっくりと服を脱がし下着姿にしてしまった

「綺麗な体ですね秋葉さま・・・胸は無いようですけど」

胸のことにコンプレックスを抱いている彼女は普段このころを

耳にしたら激怒するのだが

今は時間が止まっているので聞こえるはずも無く

悪口を言われたことも気づいていない

「シエルさんとはあまり仲が宜しくないようなので少し仲直りです」

秋葉とシエルを抱き合わせて二人を口付けさせて

調子に乗って写真やDVDに秋葉とシエルが抱き付き合って

じゃれあっている様子を撮っていた

「ふふふ、さて次の獲物を吊り上げますか」

にやりと笑った後抱き合った秋葉とシエルを担いで

自分の部屋へ向かった






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