不止身日記

〜3〜

お詫び 誠に勝手ながら、私的な理由により〜2〜を保留し、
    先に〜3〜を公開することをここにお詫びいたします。


「最近はこの辺も物騒になってきたから、知らない人の話は聞いちゃダメよ?」
「わかってるって」
ピタッ
「いや、知らない人に脱がされている現在進行形でわかってないよね?」
「ちゃんと上級生のお姉ちゃんたちについていくのよ?」
「もう、うるさいなあ」
ピタッ
「お姉ちゃんたちも裸だから恥ずかしくないよな?」
「いってきまあす」
「いってらっしゃい」
ピタッ
「ついでにママさんにも今日一日全裸で過ごしてもらいますか」

というわけで、ランドセルしか身につけていない集団登校生たちとの朝である。
基本的に十代前半までなら男性でも関係なく悪戯することができる俺は、
女子に男子のモノをこすらせたり、男子の指を女子のアナに入れさせたりした。
その間も、すれちがうOLや主婦たちを次々と身軽にしていく。
やがて、一行はオーソドックスな外見の学校、いや、学園に到着した。
どうやら義務教育プラス三年間通える一貫校のようだ。
にも関わらず、全学年私服というのも珍しい。

全裸のままそれぞれの教室へ向かう子供たちを聞き送ると、
ピタッ
俺は玄関に並んで新入部員の勧誘活動をしている集団に近づいた。
その中でも約半分で、美人・カワイイ女子、イケメンが駆り出されているようだ。
ちょうどいい。
普通なら話すこともないようなタイプの男女二人を選んで、
お似合わないカップルを次々と作っていく。
チアリーディング部の日に焼けた美女と、日光が足りてない漫研のメガネ少年。
文芸部のお堅い委員長タイプな貧乳女子と、チャラいサッカー部の青年。
茶道部の体躯も声も小さな隠れ美少女と、縦にも横にも大きな相撲部の巨漢。
もちろん全員なかよく生まれたままの姿にすると、
それぞれ正常位、後背位、騎乗位とバリエーションをつけて結合させた。

時間を進めながら校内を歩いていくうちに一時間目の授業が始まる。
俺は適当に選んだ没個性的な女子を使って、初の試みをすることにした。
まあ、簡単な実験である。
すでに母校で、全裸にしても異物を挿入しても結合させても、
気にすることなく授業を進行させることは判明している。
しかしそれはあくまで、彼女らが教室にいて、席についていて、
筆記具を持てる位置に留まっていたからではないだろうか。
そう考えた俺は、まず彼女を立たせ全裸にすると、その体を教室の後ろに運んだ。
瞼を閉じる。
「あれ?」
そんな小声が聞こえて数秒後には、席につく音が聞こえた。
ピタッ
なるほど、目に見える範囲なら戻れるということか?
また彼女を教室の後ろに立たせると、今度は俺が彼女の席についてみる。
「あれ?」
さっきと同じ言葉が発せられたが、今度は俺のそばまで歩いてくる気配がして、
そこで止まった。
ピタッ
見ると、彼女は俺の隣で正座していた。手にはノートとシャーペンを持っている。
……なるほど、授業が受けられればいいということか?
それならこれはどうだ。
俺は彼女を肩に担ぐと、そのまま教室を出て、あえて男子トイレに向かった。
個室に入り、便器のフタの上に座らせる。
内側から鍵をかけ、自分は彼女とドアの間に腕を組んで仁王立ちした。
瞼を閉じる。
「………えっ」
しばらく待ってみたが、反応はそれだけのようだ。
ピタッ
見ると特に立ちあがりも、ましてや脱出しようと試みもせず、
何となく恥ずかしそうな顔でうつむいている。
このまま休み時間になったらどうなるのかも気になったが、
新たな可能性も見いだせたので俺はこのまま彼女を放置することにした。
それもあえて鍵は外さず、ドアの上を乗り越えて外に出てみる。
どうなるか楽しみだ。

この学園の二時間目と三時間目の間の休み時間は少し長いようだ。
経験上、このチャンスに小用はもちろん、腹の調子が悪くて大の方も
済ませようとする生徒(先生も)が少なくないことを俺は知っている。
俺は学園長室がある校舎内に範囲をしぼり、その中のトイレを順に巡っていった。
初等部、中等部、高等部のほぼ中央に位置する校舎で、年齢層は幅広く。
予想通り人の出入りは少なく、人目を忍んで大に挑戦するチャレンジャー多数。
もちろん男女差別なく探した結果、以下の戦士を集めることに成功した。
女:初5 中3 高4 教2  小9 大5
男:初3 中3 除外 除外  小4 大2
この二十人を、どの学校でも意外に狭いことで定評のある校長室
(ここでは学園長室だったか)に運んでゆく。
残念ながら学園長は出張中であったが、その豪華な机の上や、
ソファー、カーペットの上にまんべんなく彼女らを整列させると、
自分は文字通り学園長のイスに座って、ゆっくりと目を閉じた。
液体が放出される音、各々の息張りや踏ん張りの声が再開される。
見られないのも残念だが、初等部と中等部の男子二人ずつの計四人は
部屋の四方に置かれていた観葉植物に水を与え、
初等部から教師までそれぞれ一人ずつの女子たちは床に並べた
歴代の学園長の写真の顔にいろいろな意味で泥を塗っているはずだ。
そして目の前の机の上に落とされたであろう少女の不純物からは
早くも異臭が漂い始めてきた。
全員の挑戦が終了し、室内がいくらかざわめき始めたところで
ピタッ 瞼を開ける。
予想以上の地獄絵図の中を悠然と横断し、
まずは不純な栄養が与えられた観葉植物で扉を封鎖する。
気休めに換気扇のスイッチを入れてから来た道を戻り、
イスの後ろの窓から外に出ると、職員室から失敬したガムテープで目張りする。
上の小窓は全開なので窒息することはないだろう。
最後に部屋の外側からも侵入時に使用した(これも職員室から失敬した)
マスターキーで扉を施錠。学園長室は簡単には出入り不能な密室となった。
部屋の主は夕方には帰ってくるそうだから、このまま様子を見ておこう。

給食の時間になった。
食べ盛りの少女から一セット強奪して腹を満たした後、
俺はふと気になることを思い出して、もう一セット隣の女子の残りを強奪した。
向かった先は一時間目の実験に使った男子トイレである。
見ると個室の鍵はまだ閉まっていた。
ドアに飛びつき上から中をのぞくと、彼女は出たときと同じ姿勢のままそこにいた。
乗り越えて中に入り、鍵とドアを開けて給食を取り、彼女の膝の上に乗せてから
瞼を閉じる。
「あっ」
数秒後、目の前から食器の触れ合う音や、物を咀嚼する音が聞こえた。
ピタッ 俺は彼女の嬉しそうな顔を見てから、
ドアを開け放した状態にして元の教室に戻った。
あとで学園長室にも、小窓から人数分のパンでも投げ入れることにしよう。

昼休み、
何事もなかったかのように友だちと合流し無邪気に遊んでいる状態で
静止している全裸のトイレ実験少女を眺めながら、
俺自身も懐かしくブランコをこいでいる。
すぐそばには彼女よりも幼い少年少女たちが列を作り、
こちらをうらやましそうな、くやしそうな表情で見ながら静止している。
文字通り指をくわえて待っている子まで見つけ、さすがに俺は苦笑した。
「やったー、ボクがいちばん!」
ピタッ
「おっと、ブランコに乗るときは自分のもブランとさせなきゃダメだろ」
……自分で自分のギャグセンスに寒気がしてくる今日この頃である。
「ねぇねぇ、つぎはあいのばんだよ」
ピタッ
「女の子はどうすればいいかって? こんな小枝を挿して代用するんだ」

放課後、学園長が出張を終え帰ってきた。
自分の仕事場に入ると、入れ替わりで下半身を露出した二十人が
ぞろぞろと出てくる。全員憔悴しきった顔だ。無理もない。
そのうち高等部の女子二人が、現在時刻に気づいて思い出したように
学園長室に戻っていく。偶然今月の掃除当番だったらしい。ご苦労なことだ。

そろそろ今日の寝床まで案内してくれる女子を探そうと外に出ると、
例の被放置プレイ少女が正門の近くに一人立っていた。つくづくよく遭遇するな。
どうやら迎えの車を待っているらしい。全裸にショルダーバック一つでは
とても寒そうだったので、人肌で温めてやること数分後。
近くに車が停まる音がして瞼を開けると、
とてつもなく長く豪華なリムジンが目の前にあった。
……おいおいまさか……
とりあえず瞼を閉じたり開けたりしながら成り行きを見ていくことにしよう。
運転席から降りてきた初老の男性と(長すぎる)後部座席から降りてきた
メイド服を着た(時代錯誤も甚だしい)二人の女性がそろって少女に頭を下げる。
「お待たせ致しました、お嬢様」
瞼を閉じたまま、少女と結合したまま、人生初のリムジンに乗り込む。
こんなベタなオチに甘んじるなと思いながらも、両隣に座った
メイド服をそれぞれ片手で脱がせ始めている俺であった。

気に入った、俺もしばらくこの学園に通ってみることにしよう。
せめて体育祭や文化祭に参加するまで、毎晩寝床を変えても
豪華さには事欠かないから。なんて思った今日この頃であった。




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