橘幸太郎の人形遊び

レイファン編

冬も近いある日

幸太郎は衣替えなどの冬物をだして冬支度をしていた

「え〜っと、羽毛布団は出した・・・次は冬服も出しておかないと」

彼は寒いのが苦手で湯たんぽやカイロも出してきて防寒対策など

寒くならないように冬服も多く箪笥から出してきた

今日は風が少なく太陽が出ていたのでそれほど寒くなく

中庭でコーヒーを飲んでいた

「コーヒーが美味しい・・・そう思いませんお嬢さん」

一緒に座っている女性はノースリーブのチャイナ服の

中国人の女性で幸太郎の声にはまったく反応していない

彼女「レイファン」も時間を止められてこちらにつれてこられたのだ

=3日前=

こちらの世界で格闘大会を見に来ていた

屋外での戦いで大いに盛り上がっていた

「こういう格闘大会も悪くないね」

そういって席を立ち廊下のロビーの自販機でジュースを買っていた

「あれ・・あの人は・・・」

偶然その場で見つけたチャイナ服の少女

それはこの大会の参加者であるレイファンだった

「こんにちは」

「あら、あなたは?」

「この大会を見に来た観客ですよ、格闘をやっている人って

力の強い男しか思いつかなかったけど

こんな綺麗な女の子も参加しているなんてね思わなかったです」

「綺麗だなんてありがとう、お世辞でも嬉しいわよ」

「いえ、ただ思っていたことを言っただけですよ」

「正直者ね・・・それじゃもうすぐ私の出番だから私はいくわね」

そういってその場から立ち去ろうとしたがレイファンは途中で足を止めた

「いえ、もう暫く僕に付き合ってもらえますか?」

幸太郎がそういってもレイファンはまったく反応しなかった

周りの人たちも幸太郎が時間を止めたので人形のように止まっていた

「御免なさい、こんな事をしてしまって」

チャイナ服のスリットから出ている太ももをなぞり胸をつかんだ

レイファンは何をされても表情を変えずマネキンのように

まったく反応しなかった

「少し僕の世界に行きましょうか」

ということで現在に至るのだった


=幸太郎の部屋=

少し寒くなったので自分の部屋にレイファンをつれてきた

結んでいた髪を下ろして来ていたチャイナ服を脱がせて

下着も脱がせ全裸にした後ポーズをとらせてスケッチブックに絵を描いた

「綺麗ですね、モデルでも通用しますよ」

そういっても返事はなく書き終えると下着を着せて

ポーズをといてその場に立たせた

「それじゃまたね」

レイファンに口付けをした後部屋を出て行った

部屋には人形のように下着姿のレイファンが立っているだけだった





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