橘幸太郎のウサギ小屋
=橘邸の地下室=
地下室に幸太郎が作ったジオラマセットを使って
幸太郎はまた何かしようとしていた
時間を止めた楠舞神夜とゼオラ・シュバイツァーをつれて来た
そのジオラマに二人を飾った
「もう少し足りないな・・・」
=衛宮邸=
「こんにちは」
「こんにちは」
「おや桜、お客様ですか?」
ある日別の世界に移動して衛宮士郎の家に赴いた
「ここの家の方でしょうか」
「はい、そうですが」
「士郎君はどちらに?」
「シロウのご友人ですか?」
「えぇ・・・たまたま近くを通ったものだから」
実はこちらの世界で士郎と知り合いそれ以降友人として
たびたび会っているようだ
「それではシロウを呼んできますので」
「あっ、いえ今回御用があるのは彼ではなくて・・・・」
というと懐のリモコンで時間を止めた
「貴方方二人なんですよ」
次に取り出した形の違うリモコンは以前メルトからもらった
時間が止まった生物を操作するリモコンである
今回は改良されて複数動かせるようになったのである
リモコンで操作されて桜とライダーの二人は歩き出した
「士郎、すまないけどこの二人借りていくよ」
答えが帰ってくることはないがとりあえず返事はしておいた
「それじゃ行きましょうか」
二人を連れて自分の家に向かった
=橘邸の地下室=
「これでそろったね」
ジオラマには楠舞神夜とゼオラ・シュバイツァーにくわえ
紅月カレン・ライダー・間桐桜にラミア・ラヴレス
そして霞を飾り看板を立てた
「さてと、次の作業だな」
すると今度は来ている服を脱がせると
持ってきた衣装を取り出した
それは全員のバニーガールのスーツであった
バニーガールの衣装を着せるとポーズを整え
看板に「ウサギ小屋」と書いた紙を貼り付けた
「これが本当のウサギ小屋・・・なんてね」
リモコンを取り出してそれを使ってライダーを操作した
「この中で一番似合う君と一緒に散歩でもしようか」
時間を止めてライダーと一緒に街中を歩いていたが
これほどの美人がバニーガール姿で街中を歩いているのに
誰一人人形のように振り向かない
「残念だね誰も振り返ってもらえなくて」
ライダーは表情を変えず幸太郎に近寄り抱きついた
「ありがとうね」
幸太郎から離れるとまた歩き出し近くの公園で休憩することにした
「ほかの仲間も連れてこようかな」
転送装置でほかのバニーガールになったものを呼び寄せて
ポーズをとらせてライダーを隣に座らせた
「こういったほのぼのとしたのも悪くないですね」
ライダーの胸に手を乗せて時間の止まった公園で
ゆっくりとした時間をすごした
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