橘幸太郎の暇つぶし

第25話

梅雨入りしてから3日後

雨の日が続くこの季節は幸太郎にとって嫌な季節であった

行きたい場所にも行けないで雨で湿度が上がりジメジメして

その為にカビまで生える

そんな梅雨が好きではなかった

せっかくの休みが雨で台無しとなったので

時間を止めた女性に甘えて気を紛らわそうと思った

クーラーをつけて湿度の高い部屋の調整をして

本棚を横にスライドさせてそこから人が2・3人入れるような空間があった

その中には神無月舞が入っていた

彼女を中から取り出すとベッドの上に座らせて

眼鏡を取って頭をなでた

次に顔をなでて口にキスをした後

服を脱がせて下着姿にしてしまい

神無月舞に抱きついた

「母さん・・・・」

母が仕事の為に家に戻らず母親の愛に

飢えているのであった

彼女を抱いて胸に顔を埋めそのまま肌の香りをかいで

眠りについてしまった





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