橘幸太郎の暇つぶし
第20話
バレンタインデーという日は幸太郎にとってはあまり興味のない日だったが
チョコレートは大好きだから必ず受け取っている
そして義理堅いところもあるので三倍返しもちゃんとやっている
今回もそのことをいろいろと考えていた
家に帰ってきてホワイトデー用のお返しの品を考えて
用意していたのであった
昨年がキャンディーだったので
今年はクッキーを送ろうと計画していた
その後再び並行世界へ向かった
そこは依然訪れた「DOA」の世界だった
以前霞をつれて来てそのまま時間が止まったままであった
当てもなく歩いていると一人の女性に目をうつした
それは霞の腹違いの妹のあやねだった
彼女はとある事情で抜け忍となった霞を追っているのであるが
私情で霞を恨んでいるところもあるのであった
時間が止まっているために人形のように動かなかったが
とりあえず幸太郎はあやねを自分の世界へ連れて帰った
=幸太郎の家の離れ=
離れの家でとりあえず霞と再会させることにしたのだった
二人は時間が止まっているために対面しても人形のように
止まったままだった
幸太郎は二人の服をすべて脱がして霞とあやねを抱き合わせて
二人の口にキスをさせた
姉妹の妹が姉を憎んでいるということが何故なのかは分からないが
幸太郎は取りあえず形だけでも仲良くさせようと思って二人を
くっつけようと思ったのだった
次はあやねを霞の胸にうずくまらせて
二人の服装は霞が白であやねが黒の下着姿であった
幸太郎はそのまま離れを後にして残ったのは時間が止まった
姉妹だけで夜の月明かりが二人を照らしていた
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