橘幸太郎の暇つぶし

第8話

7月の後半のある日
世間では夏休みの長期の休暇で町中大賑わいである
幸太郎の学校も夏休みに入り彼もどのように過ごすかを
計画していた
海やプールに行きたいとは思っていたが人ごみが苦手な彼としては
そういったのを避けたかった
「家でゴロゴロするのは体に悪いぞ」
「分かっているよ、でも今のお前も説得力ないぞ」
メルトは幸太郎の部屋でポテトチップスを食べながら
ジュースを飲んでゴロゴロしていた
確かに説得力がない
「心配無用、ちゃんと『ビリーズ・ブートキャンプ』で体を動かしている」
「いつの間に買ったんだ?」
「それと暫く自分の世界へ帰るから後は勝手にやっておいて
それじゃ、またあとで」
そういってメルトは自分の世界へ転移してしまった
「おい、それでいいのか君は!?」
結局幸太郎は一人自分の部屋に取り残された
「何なんだよ彼は・・・・わかりましたよ勝手にやりますよ」
少々すねてしまった幸太郎であった


さて夏休み初日
幸太郎は一人で自分の家の別荘のプールで泳いでいた
プールの周りを歩いている女性がいたが風で髪がなびいているだけで
動く様子はなく瞬きもしていない
「そろそろラミアで遊ぶとしようかな」
時間の止まって水着姿のラミア・ラヴレスをプールの中へつれてきて
水の中へ沈んだ
水中で彼女を担いで泳いで顔を様々な表情に変えたりもした
その後に水中から出るとラミアの顔からプールの水が顔をから流れて
まるで涙を流しているように見えた
そしてラミアを周りの立たせた後に頬にキスをした




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