いたずら好きな悪魔

第2話

時間停止能力を得た私は今、「全国の小学校の可愛い女子児童全員に、イタズラをしよう」という事に挑戦している。
今回イタズラするのは、行くのも初めての学校だ。

たどり着いた学校は、私立幕下(まくした)女学院。
その学校はとある国のお偉いさんが、清楚で可憐な少女を、美しく清らかな女性に育てるという事をモットーに作り上げた、所謂進学校である。
大都市のオフィス街のど真ん中に建てられたその女学院。
私は今、そこの初等部の教室の掃除用品入れの中に、身を隠している。

半袖のセーラー服に身を包んだ可愛い女子児童と、その女子児童に劣らぬ美貌を持つ女性教師。
この女学院の初等部に存在する人間は、それだけだ。
男何ぞ、少女達の妄想の中にしか存在しないであろう乙女達の楽園に、私は時間停止能力という土足で入り込んでいる。
今このロッカーの中に私がいる事なんて、少女達には想像もつかないだろう。
そして、今から自分の体が硬直し、見知らぬ人間に好き勝手されてしまう事も、彼女達は知る由もないだろう。

今私がいる教室では、初等部4年2組の児童15人が、英語の授業を行っている。
1クラスに15人とは少ないと思うが、公立校で考えても女子は大体15人程度だから、私にとっては特に問題は無い。
むしろ、邪魔な男子や(将来美人になる可能性を秘めている子にはまことに申し訳ないが)不細工な女子がいない分、私にとっては好都合だ。
……まぁ、女教師の方は、私は全く興味がないため背景になってしまうが。

「では…次の問題を……、松末田(しょうまつだ)さん」
「はい。」
先生が児童を名指しし、名前を呼ばれた少女が席を立つ。

松末田こころ、9歳。
美少女揃いの初等部4年2組で一番可愛い、ボブカットの少女。
真面目でおとなしそうな外見の割に、中身は案外元気娘で、落ち着きのないおマセな娘である。
この学校の視察をしている時も、通学路でうれしそうにブラジャーを見せびらかして、
「私もこれでハンサムな男の子を彼氏にするのよ!」とか通学路で叫んで、私のようなロリコンに襲われないか心配になったものだ。
最もこの学校のある街では、痴漢行為を防ぐ為に通学路に防犯カメラが沢山あるため、
私のような時間停止能力者でなければ、彼女を襲うどころか触る事も出来ないが。

こころちゃんが先生に指名され、教科書を両手で持って起立する。
普段は落ち着きのない彼女だが、キリッとしたポーズと真面目な表情だけを見ると、流石名門校に通う児童だと感じさせる。
「さて、そろそろかな?」
私は彼女が「hello」のoの部分を発言した所で、こう呟いた。
「時間さん、少しだけ止まってください」。


そう呟いた刹那、この教室の15人の女子児童を含んだ「世界」の時間は、凍りついた。
先程まで英語を読んでいたこころちゃんの身体も勿論、時間停止によりカチンコチンに硬直した。
大きな口をあけたまま動かなくなった9歳の少女。

私は、そんなこころちゃんに近づいて、そしてスカートを脱がせた。
中から現れたのは、おマセな少女には似合わない普通の白いパンツだった。
こころちゃんだけではない、この教室にいる、他の14人の少女のスカートも脱がせてやった。
上半身はしっかりとしたセーラー服の制服なのに、下半身はだらしのないパンツ。
そんなアンバランスな状態になった少女達を、私はデジカメで写真に収める。
特に起立しているこころちゃんは、前にある机をどかせて、全身像を撮影してやった。
数日は彼女のこの写真が、私の少女コレクションのデスクトップの壁紙になるだろう。
勿論、全裸にして撮影するのも忘れない。
今どき女子小学生の裸等、時間を止めないと見れないものだ。撮れる時に取っておかないと勿体ないだろう。

15人の少女の全裸もカメラに収めた私は、全員の服を元に戻し、時間停止を解除した。
……と、嘘をついてしまった。実は、完全に元に戻っていない。
性的でもなんでもないが、ちょっとしたいたずらを彼女達にしているのだ。
「hello」と言った後、こころちゃんは少し困った顔で文章を読むのをやめる。
だけど、先生が「どうしました?」と聞くとすぐさま恥ずかしそうな顔で、英語の続きを読み始めた。
……実は、彼女を含め、ここにいる15人の生徒達のスカートを……夏服のものから冬服のものに変えていたのだ。
突然スカートの感覚が変わって戸惑う少女たちだが、大した騒ぎになる事もなく、授業は終了した。
4時間目の授業の後は給食の時間である。

この学校での給食は食堂で行うらしく、昼休みになると少女達は順番に廊下に出て、談笑しながらも列を乱す事無く食堂に向かっていく。
廊下に出た少女達の歩き方は規則正しく、まさしくお嬢様学校だという事を感じさせる美しさだ。
だけど、美しいものを見ると汚したくなるのが、欲深い人間のサガだろう。
「時間さん、また少しだけ止まってください♪」
私が脳内でそう念じると、廊下を歩いていた少女達の列が、ピタッと静止する。
少しだけ聞こえていた談笑も、一瞬で止んでしまった。
食堂でおかずを食べる前に、私の「おかず」になってもらう事にしたのだ。
……と言っても、やる事はそんなに難しくない。

目を付けたのは、初等部3年1組の12人の女子児童だ。
まだ2ケタにもなっていない年齢の、少女独特の可憐さを持っている彼女達も、私の時間停止能力にとらわれ、その動きを止めている。
今ここでレイプする事も、裸にしてマン○を舐めるのも出来るのだが、それをやっては紳士ではない。
だけど、「見せない」性的行為なら、別にいいだろう。
二人ずつまとまり、6列になった少女達一人一人の全身をカメラに収め、その後、12人全員が写るアングルで写真を取る。
そして写真をその場所に固定し……、私は少女達のスカートを上にめくり、ピンで止めた。
ぱんつが丸見えになっても、ピクリとも動かない少女達。
時間が止まり、彼女達が固まっていなければ、私はこの瞬間警察行きへの切符を手に入れていただろう。乗らないと駄目な切符を。
しかし、時間が止まった世界では、女子児童の身体はカチンコチンに固まり、私以外では風も重力も、勿論本人の意志でも動かす事は出来ない。
悲鳴を上げる事も、…無論、悲鳴を上げないとだめだと認識する事も、固まった女子児童には不可能な事だ。
無抵抗のまま、少女達のぱんつは丸見えになっていく。
口を開けて、笑顔で止まっている少女の下半身は、いわゆる「パンモロ」状態だ。

私は先程と同じアングルから12人全員の「パンモロ写真」を撮影する。
タイトルをつけるとしたら「高級女学院のぱんつ」ってところだろうか?
私は少女達のスカートのピンを外し……そして、ちょっとコツはいるが、少女達のスカートを空中で静止させる。位置的にはぱんちらギリギリのところで。
時間停止能力の応用で、スカートを空中で固定したのだ。
そして、時間停止を解除する。
「きゃ!!」「なに?」「え!?」
12人の児童達は、いきなり浮かび上がったスカートに、次々と驚きの声を上げていく。
だが、重力によりスカートはふわりと元に戻る。
先程まで自分達が動かない人形にされていたことなど知る由もない少女達は、幼い頭でひとつの結論に達する。
「いやだなぁ… 風が強いのかなぁ?」
その後彼女達はスカートを抑えて食堂に行くが…… 無駄な事よと、私はもう一度時間を停止させた。
ピタッと止まる、初等部3年1組の女子児童12人。
硬直した少女達が、スカートを抑える力等、微々たるもの。
私はひょいと彼女達の抑えている手をどけて……次々と全裸にしていく。
「美少女はイタズラした後、全裸の写真を取る。」というのが、最近私に出来たポリシーだ。
勿論撮影後は皆元に戻す為、彼女達は写真を取られた事にすら気付かないまま、この先を過ごしていく事になるだろう。

給食後、児童達は教室に戻らず、皆で体育館に集まった。
どうやら臨時の全校集会が行われるらしい。
私は児童達に気付かれないように、体育館に移動し、そして体育館全体を見渡せる場所に身を隠した。
全校集会の内容は……なんて事ない、校長先生が交通事故を起こして入院したという事だ。
不謹慎な話で申し訳ないが、亡くなったというのなら、このような可愛い児童達を集めてくれた顔も知らぬ老人の冥福を祈ったかもしれない。
だが、命に別条も無い怪我で入院したくらいでは、臨時の集会を行う程ではないと私は思う。
それは児童達も同じらしく、皆退屈そうな顔をしている。中には欠伸をするような子も見受けられた。
私はそんな少女達の退屈を吹っ飛ばしてやろうと、再度心の中で呟く。
「時間さん、少しだけ止まってください」。

体育館の中は、静寂に支配された。
時間を止める前から静かな事は静かだったが、それでもスカートの擦れる音や少女達の動く音が微かに響いていた。
しかし、少女達の体が固まっている今の状況では、そんな些細な音すら聞こえなくなる。
カチンコチンになった少女達の前に現れた私は、この退屈な時間に刺激を与えるため…一人一人児童の制服を脱がしていく。
全校児童249人を全裸にしたのだ。
半袖のセーラー服という制服は、幼い少女が着るには似合うかもしれないが、少古臭く感じる。
だから私は、少女達に新しい制服を用意してあげた。
「…… けど、君たちにはちょっと刺激が強すぎるかな?」
私がそんな事を言っても、少女達は退屈な顔できをつけをしたまま、全く動く気配を見せない。

私が取り出したのは……なんて事のない、別の私立小学校の制服だ。
いや、制服というのは語弊を招くか。 ……それは 別の私立小学校の、スクール水着だからである。
色は何とも恥ずかしい緑色。その学校の制服は緑色の可愛いブレザーなのだが、こういった指定の服装全てを「緑」に染めているのである。
この水着はその学校の児童達には大いに不評だが、さてはて、この学校の生徒たちにはどうだろうか?
私はそんな事を考えながら、少女達に「新しい制服」を着せていく。

正直言って、疲れてしまった。
しかし、体育館に並んだ、水着姿の児童達を見た瞬間、私の疲れは一瞬にして吹き飛んだ。
先程まで清楚なセーラー服に身を包んでいた少女が、私が少し細工をするだけで、まるでグラビアアイドルのような卑猥な格好になってしまったのだ。
ピチピチの水着を着た児童達は、今だに退屈な顔をしながら硬直している。
私はそんな少女達の時間停止を解除してやった。


時間が再び動き出しても、誰ひとり動こうとはしない。幼い少女達は状況が理解できない為、時間を止めずとも固まってしまったのだ。
しかしフリーズが溶けていくにしたがい、やがて一人の少女が大きな悲鳴を上げる。

静寂は一瞬にして吹き飛んだ。
「きゃああ!!! 何これええ!!??」
一瞬にして未曾有の大混乱だ。
このままこの光景を楽しむのもありかもしれないが、しかし私は紳士だ。少女達が私のいたずらを感じるのは一瞬だけで良い。
「何かの見間違いだ」と思う程度の……。
そして私がまた例の言葉を念じ、水着姿の女子児童達がピタッと固まった。


数時間後。
セーラー服を着た清楚な少女達が、ランドセルを背負って下校を始める。
あの後私は止まった少女達の服装を元に戻してから停止を解除したのだ。
結果、少女達は一瞬戸惑うも、全員が「見間違いか、寝てしまったのだろう。」と認識したわけだ。
まぁ、突然自分も含め周りの人間全員が「恥ずかしい水着」になってしまったなんて、誰が信じるだろうか?

学校の前のアパートで、校門から散らばっていく児童一人一人を見つめながら、私は少女達全員に、心の中で問いかけた。
「君の全裸も、私のパソコンに入っているよ?」
勿論そんな声は少女達に届く筈もなく、彼女達は清楚な笑顔を振りまき、それぞれの帰路につく。
私達はそんな彼女達を見ながら、全裸の写真と見比べるのだ。

デジカメに収めた停止少女達の画像を整理した後、気の早い私は次のターゲットを検索していた。
「明日はそうだなぁ……。 そうだ、隣の町のこの小学校にしよう
オフィス街の公立校だけど、凄く可愛い制服なんだな……。」
全国の小学校の美少女にいたずらする…。
凄く途方のない夢ではあるが、私がそれが楽しくなってきていた……。



私立幕下女学院児童300人、イタズラ完了 。





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